海水淡水化装置による再生可能エネルギー電源の効率的変動補償に向けた基礎検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 21

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): Feasibility Study of Variable Renewables Fluctuation Suppression by use of Seawater Desalination System with Efficient Water Production

著者名: 今中政輝(東京大学),馬場旬平(東京大学),國場裕介(沖縄電力),比嘉直人(沖縄エネテック)

著者名(英語): Masaki Imanaka|Jumpei Baba|Yusuke Kuniba|Naoto Higa

キーワード: 消費電力制御|海水淡水化|離島系統|実験|効率|power consumption control|seawater desalination|island power grid|experiment|efficiency

要約(日本語): 離島系統に太陽光発電や風力発電を大量導入する際の変動抑制手段として、効率的な水生成を行いながら海水淡水化装置の消費電力を制御することを提案する。ある消費電力指令値に対して、水生成効率が最大となるのは濃縮水流量制約限界時ないし流量比制約限界時であること示す。提案手法を用いて、消費電力指令値に対し最大となる水生成効率を、実験装置での実測値と解析値から求める。また、制約条件下で効率的な水生成と消費電力制御をするための、電力変換装置出力周波数と濃縮水バルブ開度の協調制御法を提案し、ステップ応答試験で有効性を確認する。それらの特性に基づき、小規模離島系統における淡水化装置の活用法について考察する。

PDFファイルサイズ: 1,399 Kバイト