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送電鉄塔におけるカラス営巣材の実態と対策の評価

送電鉄塔におけるカラス営巣材の実態と対策の評価

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カテゴリ: 部門大会

論文No: 386

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): Characteristics of Nesting Behavior of Crows at Transmission Towers and Effectiveness of Crow Damage Prevention Products

著者名: 成田 知巳(東京電力),大出 幸洋(東京電力),内海 佳和(東京電力),山口 寛(東京電力),武井 紹彦(東京電力),太田 浩(東京電力)

著者名(英語): Tomomi Narita(Tokyo Electric Power Company),Yukihiro Ohde(Tokyo Electric Power Company),Yoshikazu Utsumi(Tokyo Electric Power Company),Hiroshi Yamaguchi(Tokyo Electric Power Company),tsuguhiko Takei(Tokyo Electric Power Company),Hiroshi Ohta(Tokyo Electric Power Company)

キーワード: カラス|送電線|営巣材|電気事故|Crow|Transmission line|Nesting material|Electrical accident

要約(日本語): 送電線は自然環境にさらされており,電気事故の多くは,雷,雪など外部環境の自然の影響により発生している。また,カラスをはじめとする鳥類,ヘビ,熊,猿など動物が原因となる電気事故も後を絶たない。中でもカラスの営巣材は,針金やハンガーなどの金属で作られることが多く,電気事故の大きな要因の一つとなっている。事故防止として,各種の対策を実施するとともにパトロールによる早期発見および撤去を実施している。
これまでの対策としては,カラスの習性を人間が推定し,カラスが嫌がると思われている警戒音や光のフラッシュ,変則的に動作するもの,天敵のハヤブサを模した疑似鳥,カラスの死骸に似せた疑似鳥,磁気を発生するものなどをカラス除けの対策品として現場に設置しているが,定量的な評価は少なく,また,効果は限定的であり,決定的な対策とは言えないのが現状である。カラスが本当にそれらを嫌がっているのかは不明な点が多く,評価が難しい(文献)。
一方,送電線の鳥害対策は,電気事故を防止することが第一であり,電気事故を防ぐことが重要である。従って,営巣が設備のどこに作られ,物理的対策として何を適用すればよいかに焦点を絞って検討した。なお,営巣が送電設備のどこに作られるのかという観点での分析はこれまでほとんどなかった。
本論文では,カラスが,66 kV, 154kV送電線の鉄塔のどこに営巣するかを分析することにより,対策箇所を明らかにした。また,営巣した場所に物理的対策をした場合に,効果が得られたことから,その検証結果を報告する。

PDFファイルサイズ: 398 Kバイト

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