ビル用マルチ空調群の高速デマンドレスポンス電力抑制応答の予測期待値均し効果

カテゴリ: 部門大会

論文No: 256

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): Averaging Effect of Stochastic Characteristics on FastADR Power Curtailment Response of Multi-type Building Air-conditioning Facilities

著者名: 近藤眞示 (岐阜大学),森川 純次(三菱重工業),蜷川 忠三(岐阜大学)

著者名(英語): Shinji Kondo(Gifu University),Junji Morikawa(Mitsubishi Heavy Industries),Chuzo Ninagawa(Gifu University)

キーワード: デマンドレスポンス|ビル空調設備|ARモデルARモデル|demand response|building air-conditioning|AR model

要約(日本語): スマートグリッド高速自動デマンドレスポンスFastADR（Fast Automated Demand Response）を広域多数棟のビル用マルチ空調設備により実現する課題検討シリーズその2である。ビル用マルチ空調設備は複雑に自律制御されており，FastADR電力抑制指令に対して通信遅れや自律制御によりアグリゲータから観ると大きな外乱をもつ応答動特性となる。本発表は，100棟規模を数分オーダーで所要量だけ正確に電力抑制させるためには，アグリゲータから観た応答特性がどのように期待されるか定量的な確率的動特性モデルを検討した。実在オフィスビルのステップ応答時系列データから自己回帰（AR：AutoRegressive）法によりシステム同定した。FastADRステップ応答回数Nを繰り返し増加させていくと電力抑制量の期待値としてアグリゲーション電力予測誤差が減少していき予測精度が向上する均し効果を報告する。

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