過渡安定度制約付き最適潮流計算法に関する研究-簡易的なAVRモデルの導入-

カテゴリ: 部門大会

論文No: 270

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): A Study of Transient Stability Constrained Optimal Power Flow -Introduction of Simplified AVR Model-

著者名: 池本 光良(広島大学),餘利野 直人(広島大学),造賀 芳文(広島大学),佐々木 豊(広島大学),久保川 淳司(広島工業大学),高藤耕哉 (中部電力),栂 伸顕(中部電力)

著者名(英語): Mitsuyoshi Ikemoto(Hiroshima University),Naoto Yorino(Hiroshima University),Yoshifumi Zoka(Hiroshima University),Yutaka Sasaki(Hiroshima University),Junji Kubokawa(Hiroshima Institute of Technology),Koya Takafuji(Chubu Electric Power Co.),Nobuaki Toga(Chubu Electric Power Co.)

キーワード: 過渡安定度|最適潮流計算|自動電圧調整器自動電圧調整器|Transient Stability Constraint|Optimal Power Flow|Automatic Voltage Regulator

要約(日本語): 近年，電力市場自由化の進展に伴う電力託送の増加により，電力系統運用を取り巻く環境は複雑化している。このため，ある点からある点へどれだけの電力を送電できるかを示す送電可能容量(TTC)を常に把握しておくことが重要となっている。電力系統におけるTTCを算出する手法として，過渡安定度制約付き最適潮流計算法(TSCOPF)を研究してきた。しかし従来のTSCOPFでは，詳細安定度計算に比べてTTCが保守的な値で算出されるという問題がある。この主な原因として，詳細安定度計算ではAVRを考慮しているのに対して，TSCOPFではAVRを考慮していないということが考えられる。そこで本稿では，TSCOPFでAVRを簡易的に模擬し，TTCを詳細安定度計算の値に近づけることを目的とする。

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