原子炉格納容器（PCV）フランジ・ハッチ部シール材の気密性向上

カテゴリ: 部門大会

論文No: 277

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): Improvement of Sealing Performance at Flanges and Hatches in Primary Containment Vessels

著者名: 大木 俊(東京電力),指宿 洋介(東京電力),下迫田隆太 (東京電力),谷口 敦(東京電力)

著者名(英語): Suguru Ooki(Tokyo Electric Power Company),Yousuke Ibusuki(Tokyo Electric Power Company),Ryuta Shimosakoda(Tokyo Electric Power Company),Atsushi Taniguchi(Tokyo Electric Power Company)

キーワード: シール材|放射線暴露|蒸気暴露|高分子化合物|Seal Material|Radiation Exposure|Steam Exposure|Polymer

要約(日本語): 原子力発電所のシビアアクシデント時に温度の上昇と蒸気の暴露によってシール材が劣化してＰＣＶのフランジやハッチ部より放射性物質や水素が漏洩した可能性が指摘されており、当該部の気密性向上は喫緊の課題と考えられている。そのため、本研究では、耐熱性及び耐放射線性を改善した改良材（改良ＥＰＤＭ材）を用いた、放射線暴露試験、蒸気暴露試験、高温暴露試験、Ｈｅ気密確認試験等を実施して、改良材の事故時の有効性を確認した。また、試験後に試験材の外観観察、ＦＴ ＩＲ分析、硬さ測定を行い、劣化状況を確認した。加えて、バックアップシール材を併用することによって、長時間、気密性を保持する事が可能である事を確認した。

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