可変速風力発電機の運動エネルギーを利用したウィンドファーム出力平滑化

カテゴリ: 部門大会

論文No: P50

グループ名: 【B】平成27年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2015/08/26

タイトル(英語): Smoothing Control of Wind Farm Output by Using Kinetic Energy of Variable Speed Wind Generators

著者名: 金輪 虎次朗(北見工業大学),梅村 敦史(北見工業大学),高橋 理音(北見工業大学),田村 淳二(北見工業大学)

著者名(英語): Kojiro Kanawa(Kitami Institute of Technology),Atsushi Umemura(Kitami Institute of Technology),Rion Takahashi(Kitami Institute of Technology),Junji Tamura(Kitami Institute of Technology)

キーワード: 再生可能エネルギー|周波数変動|風力発電|出力変動|安定化制御|renewable energy|frequency fluctuation|wind power|wind farm power fluctuation control|dynamic stabity control

要約(日本語): 風力発電は風の状況により出力が大きく変動するため、電力系統に大量に連系した場合、系統の周波数が変動し電力品質の低下を招く。
従来のウィンドファームの出力変動抑制法として，大型蓄電池等の電力貯蔵装置が用いられるが、このようなシステムは非常に高コストである。
そこで本論文では、可変速風力発電システムからなるウィンドファームに着目して、各風車の可変速運転による慣性エネルギーの柔軟な制御によるウィンドファーム内での出力変動抑制法を提案する。各風車の回転速度から算出した適切な出力指令値を各風車に与えることで、発電効率の低下を避けながら蓄電設備を用いることなくウィンドファームの出力平滑化を実現する。

PDFファイルサイズ: 875 Kバイト