熱と荷重によるＡＣＳＲの引張強さ低下について

カテゴリ: 部門大会

論文No: 406

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): Reduction in tensile strength of ACSR due to heat and mechanical load

著者名: 増田 雅芳(東北電力),藤井 一幸(北日本電線),宮崎 幸一(北日本電線)

著者名(英語): Masayoshi Masuda|Kazuyuki Fujii|Koichi Miyazaki

キーワード: ＡＣＳＲ|引張強さ低下,ACSR,reduction in tensile strength

要約(日本語): ＡＣＳＲのアルミ素線の引張強さが経年とともに低下している事象が報告されている。引張強さの低下は，熱による軟化が主な要因であると考えられるが，別の要因も想定される。実設備の径間部とジャンパ部を撤去して引張強さを比較した事例では，径間部の引張強さが低くなっており，荷重の影響が想定された。このため，熱と荷重の複合影響による引張強さ低下促進試験を行った。試験の結果，熱のみに比べ，熱と荷重により，引張強さの低下率が大きくなることが分かった。熱による回復を荷重が促進したものと想定される。

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