高圧受変電設備における部分放電に起因する過渡接地電圧信号伝搬特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: P44

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): Propagation Property of Transient Earth Voltage Signal Due to Partial Discharge in High Voltage Substation Equipment

著者名: 糸瀬 晶彦(九州工業大学),古賀 嵩章(九州工業大学),小迫 雅裕(九州工業大学),匹田 政幸(九州工業大学)

著者名(英語): Akihiko Itose|Takaaki Koga|Masahiro Kozako|Masayuki Hikita

キーワード: 過渡接地電圧|部分放電|表面電流|高圧バスダクト|絶縁診断,transient earth voltage,partial discharge,surface current,high voltage bus duct,Insulation diagnosis

要約(日本語): 筆者らは、外付けセンサを用いた既設の高圧受変電設備を対象とした余寿命診断技術の開発に関する検討を行ってきた。本報では、機器の外壁面に取付け可能な過渡接地電圧（transient earth voltage: TEV）センサを使用して金属筐体内にて発生した部分放電放射電磁波信号を検出し、その検出過程を実測と数値解析において検討してきた。その結果、機器内で部分放電が起こると、放電箇所に依存せずTEV信号が外壁面に励起すること、センサの指向性も検出感度に影響を及ぼすことが分かった。これらの知見は、オンライン診断において、部分放電源が機器の内側か外側かの放電位置識別へ応用できることを示唆する。

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