電力需要予測の逐次更新に関する検討―東京・東北電力エリア需要予測への適用例―

カテゴリ: 部門大会

論文No: 159

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): An Experimental Study of Sequential Update of Electricity Demand Forecast for Tokyo and Tohoku Area

著者名: 比護 貴之(電力中央研究所),飛田 雄一(電力中央研究所),所 健一(電力中央研究所),松本 光裕(東北電力),三澤 和広(東北電力),千田 卓二(東北電力),竹田 恒(東京電力ホールディングス),高橋 修(東京電力パワーグリッド)

著者名(英語): Takayuki Higo|Yuichi Tobita|Tokoro Ken-ichi|Mitsuhiro Matsumoto|Kazuhiro Misawa|Takuji Chida|Hisashi Takeda|Osamu Takahasi

キーワード: 需要予測|逐次更新,demand forecast,sequential update

要約(日本語): 本稿では，当日と翌日の各時刻の電力需要（一時間平均値）の予測式を，一時間毎に作り直す予測手法を提案する。この手法により予測を逐次更新し，最新の需要・気象実績を予測に反映させることで，予測精度を向上させることを検討する。逐次更新では，予測実施時刻と予測対象時刻によって適切な予測式が変化する可能性があるため、予測実施時刻および予測対象時刻毎に説明変数（予測式の入力）として適切なものを選定する。本稿では，東京・東北電力エリア需要を対象として，提案手法により需要予測を逐次更新するシミュレーション実験から，(1)当日予測については当日8時以降の予測の更新で予測誤差が減少しやすいこと、(2)予測実施時点だけでなく、その直前の需要を説明変数とすることで予測精度が向上することを示す。

PDFファイルサイズ: 201 Kバイト