複数の電圧上昇対策を考慮した無効電力補償装置の費用対効果分析手法

カテゴリ: 部門大会

論文No: 7

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): Cost-effectiveness Analysis of Reactive Power Compensator under Multiple Voltage Stabilization Measures

著者名: 高木 雅昭(電力中央研究所),田頭 直人(電力中央研究所),岡田 健司(電力中央研究所),浅野 浩志(電力中央研究所)

著者名(英語): Masaaki Takagi|Naoto Tagashira|kenji Okada|hiroshi Asano

キーワード: 太陽光発電|無効電力補償装置|配電系統|費用対効果分析|力率一定制御,PV,reactive power compensator,distribution network,cost effectiveness analysis,fixed power factor operation

要約(日本語): PV逆潮流による電圧上昇に対しては、SVRやSVCの他、PVのパワーコンディショナーによる力率一定制御等、複数の対策が検討されている。また、近年、低圧設置の無効電力補償装置が提案されており、その有効性も確認されている。本研究では、PVの出力変動を遅い成分と早い成分に分解し、電圧対策機器の動作速度を考慮した上で、それぞれの変動成分に対応した電圧対策機器を想定する。本研究の目的は、複数の電圧対策の組み合わせによる相互影響を考慮した上で，無効電力補償装置の費用対効果を比較できる分析手法を提案することにある。分析の結果、低圧設置の無効電力補償装置の経済価値は、高圧線と低圧線の長さの比に大きく依存することが明らかとなった。

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