予測出力との関係を考慮したベータ分布による風力発電予測誤差の時系列モデル

カテゴリ: 部門大会

論文No: 204

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): Time series model of Wind power forecasting error by using beta distribution considering the relationship with forecasting output

著者名: 兌 瀟偉(清華大学),伊藤 雅一(早稲田大学),林 泰弘(早稲田大学),朱 桂萍(清華大学)

著者名(英語): Xiaowei Dui|Masakazu Ito|Yasuhiro Hayashi|Guiping Zhu

キーワード: 風力発電|予測誤差|ベータ分布|相関ランダム変数|時系列,wind power,forecasting error,beta distribution,correlated random variables,time series

要約(日本語): 風力発電の導入量の増加につれ，予測外れによる出力差の拡大から電力システムへの影響が増加している。予備力の増設、蓄電池の運用など様々な対策が検討されているが、容量の決定には予測誤差のモデル化技術が重要である。既存の予測誤差の推定には正規分布を用いた手法があるが，所要容量を過小評価する可能性がある。本研究ではベータ分布を用いて予測誤差の確率分布関数をモデル化し，また，予測誤差が予測出力と時系列の両方に関係がある点を考慮した手法を提案する。ベータ分布のパラメータは粒子群最適化による最尤推定を用いて計算し，予測誤差の時系列は相関性を考慮したモンテカルロ法を用いた。予測誤差の比較では、本研究で提案したモデルは，正規分布モデルよりも実測データに近い結果が得られた。

PDFファイルサイズ: 805 Kバイト