適応型学習エージェントを用いた電力小売市場シミュレーション
適応型学習エージェントを用いた電力小売市場シミュレーション
カテゴリ: 部門大会
論文No: 266
グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2016/09/05
タイトル(英語): Electricity Retail Market Simulation with Adaptive Learning Agents
著者名: 関崎 真也(広島大学),西崎 一郎(広島大学),林田 智弘(広島大学)
著者名(英語): Shinya Sekizaki|Ichiro Nishizaki|Tomohiro Hayashida
キーワード: 電力自由化|小売市場|エージェントベースシミュレーション|クラシファイアシステム|小売事業者,Electricity deregulation,Retail market,Agent based simulation,Classifier system,Retailer
要約(日本語): 2016年4月より,我が国においても小売部門の完全自由化が開始している。現状では規制料金が残っているが,今後,自由化の進展状況を踏まえ,適切な時期に規制料金が撤廃されることになっている。完全競争市場における市場価格は,合理的行動規範を持つ市場参加者群の行動を想定し,ナッシュ均衡の概念を用いて説明できる。しかし,現実の経済主体は必ずしも合理的な行動基準に基づいて行動するとは限らず,場合によっては適応的な行動をとる場合もある。経済主体のこれらの行動は,予期せぬ電気料金の変動等の問題を招く可能性がある。本論文では,自律的に学習を行う適応型学習エージェントを用いた小売市場シミュレーションシステムを構築し,小売事業者の適応的行動が電気料金に及ぼす影響について検討する。
PDFファイルサイズ: 293 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
