油隙欠陥に気泡を含む油浸紙―絶縁油複合絶縁系での部分放電継続性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 312

グループ名: 【B】平成28年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2016/09/05

タイトル(英語): Continuity of Partial Discharges at Oil Impregnated Paper Insulation System with Bubbles in Oil Gap Defect

著者名: 牧野 裕太(電力中央研究所),栗原 隆史(電力中央研究所),髙橋 俊裕(電力中央研究所),岡本 達希(電力中央研究所)

著者名(英語): Yuta Makino|Takashi Kurihara|Toshihiro Takahashi|Tatsuki Okamoto

キーワード: OFケーブル|部分放電|気泡|油浸紙絶縁,oil-filled cable,partial discharge,bubble,Oil Impregnated paper Insulation

要約(日本語): 通常運用状態ではOFケーブル絶縁体の劣化は緩やかであると考えられてきたが、近年、解体調査などで劣化痕が見つかる事例が報告されており、コアずれやギャップの重なりなどの長期劣化によるものが一因として挙げられている。そこで、油隙欠陥を有し、その中に気泡を含む油浸紙―絶縁油複合絶縁系にて、各種電界・油圧下での部分放電（PD）様相を検討した。その結果、従来の気体放電に関する知見通り、油圧と電界によってPD発生回数が異なることで、油圧が高い場合や電界が低い場合には気泡が絶縁油に吸収されてPDが消滅しやすく、油圧が低い場合や電界が高い場合にはPDが発生し続ける可能性があることを確認した。

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