LFCを支援する電気自動車群の平均合意アルゴリズムによる広域SOC同期手法
LFCを支援する電気自動車群の平均合意アルゴリズムによる広域SOC同期手法
カテゴリ: 部門大会
論文No: 119
グループ名: 【B】平成29年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2017/09/05
タイトル(英語): Wide-Area SOC Synchronization of Electric Vehicles Supporting LFC Based on Average Consensus Algorithm
著者名: 木村 昇太(東北大学),織原 大(東北大学),斎藤 浩海(東北大学)
著者名(英語): Shota Kimura|Dai Orihara|Hiroumi Saitoh
キーワード: 周波数安定性|電気自動車|容量劣化|負荷周波数制御,frequency stability,electric Vehicle,capacity degradation,Load Frequency Control
要約(日本語): 周波数変動対策のひとつとして、現在普及が進んでいる電気自動車(EV)に搭載された蓄電池の活用に期待が高まっている。本稿では蓄電池の劣化度合いを需要家間の公平性の指標とし、これを需要家間で同程度にしつつ、周波数変動抑制としてLFC制御に貢献する充放電制御手法を提案する。蓄電池劣化は主に充電状態(SOC)の推移に依存するため、全EVがSOCの平均値を把握する状態で充放電するEVを選択すれば、SOCを同期させて制御し、劣化を均一に出来る。マルチエージェントシステム(MAS)の平均合意制御を用い、少量通信のみでSOC平均値を全EVで共有し、その平均値に近づくように充放電することでSOCを同期させる手法を考案した。シミュレーションを用いた検討の結果、提案手法を用いることでEV群のSOC同期を維持しながら周波数変動抑制効果が得られることを確認した。
PDFファイルサイズ: 4,262 Kバイト
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