電源の出力不定状態を考慮した単相電源3台による三相平衡電力生成

カテゴリ: 部門大会

論文No: P49

グループ名: 【B】平成29年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2017/09/05

タイトル(英語): Three-Phase Balanced Power Generation by Three Single-Phase Generators Considering Output Uncertain State of Generators

著者名: 山根 啓介(東北大学),飯岡 大輔(東北大学),斎藤 浩海(東北大学)

著者名(英語): Keisuke Yamane|Daisuke Iioka|Hiroumi Saitoh

キーワード: 配電系統|自立運転|分散電源|インバータ|電圧制御,distribution network,islanded operation,distributed generator,inverter,voltage control

要約(日本語): 著者らは，上位系統からの電力供給が断絶された緊急時，健全な配電系統と分散電源(DG)を利用して電力供給を行う，自立運転配電ネットワーク(IDN)を提案している．IDNでは単相DGが主な電源となることが想定されるため，単相DG群による三相電力生成を実現させる必要がある．本稿では，単相電源のみからなる三相系統において，電源の運転状態の算出を代数演算を用いて行った．その結果，電源の運転状態は複数存在することが分かった．次に，単相インバータ3台を用いて三相電力を生成するような制御系を設計した．電源の出力不定状態を解消するための出力調整制御を行うことにより，電源出力の発散を防ぎ，より適切な三相平衡電力生成を行うことが出来た．

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