自然変動電源の出力予測値を用いた発電機起動停止計画による調整力の限界費用の分析

カテゴリ: 部門大会

論文No: P53

グループ名: 【B】平成29年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2017/09/05

タイトル(英語): Marginal Cost Analysis of Operating Reserve by Unit Commitment Using Forecasted Renewable Energy Generation

著者名: 泉田 悠貴(東京大学),浅野 浩志(東京大学／電力中央研究所),坂東 茂(東京大学／電力中央研究所)

著者名(英語): Yuki Izumida|Hiroshi Asano|Shigeru Bando

キーワード: 自然変動電源|発電機起動停止計画|調整力|限界費用,Renewable Variable Generation,Unit Commitment,Operating Reserve,Marginal Cost

要約(日本語): 本研究では，自然変動電源が大量に導入された東北電力管内をモデル系統とし，太陽光発電導入量の変化に対する，調整力の限界費用を分析する．過去の気象データから自然変動電源の発電予測値と発電実績値を導出し，誤差の特性を分析する．そして，誤差の特性を考慮した運転予備力の制約を課した発電機起動停止計画と経済負荷配分を用いて，火力機の燃料費と起動費を導出する．ここで，風力発電の導入量は東北電力公開の連系可能量である2,000MW固定とする．太陽光発電の導入量を5,000，6,000，7,000MWとしたシミュレーションを行い，それぞれの燃料費，起動費を導出する．この結果，太陽光発電導入量に対する調整力の限界費用は約83円/kWとなることが分かった．

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