真空アーク中の微小粒子放出

カテゴリ: 部門大会

論文No: P77

グループ名: 【B】平成29年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2017/09/05

タイトル(英語): Ejection of Microparticles under High Current Vacuum Arc

著者名: 江尻 開(東京大学),八幡 裕人(琉球大学),田口 裕樹(埼玉大学),熊田 亜紀子(東京大学),日高 邦彦(東京大学),岩渕 大行(横浜国立大学),稲田 優貴(埼玉大学),山納 康(埼玉大学),前山 光明(埼玉大学),金子 英治(琉球大学)

著者名(英語): Haruki Ejiri|Yuto Hachiman|Yuki Taguchi|Akiko Kumada|Kunihiko Hidaka|Hiroyuki Iwabuchi|Yuki Inada|Yasushi Yamano|Mitsuaki Maeyama|Eiji Kaneko

キーワード: 真空アーク|絶縁破壊|微小粒子微小粒子,Vacuum Arc,Breakdown,Microparticle

要約(日本語): 中電圧階級に用いられる真空遮断器の耐電圧は、ギャップ中に微小粒子が存在すると著しく低下することが知られている。本研究では、微小粒子生成メカニズムの解明を目的として、真空アーク中にカソードスポットから放出される微小粒子をシャドウグラフ法により観測した。その結果、黒体輻射により発光している微小粒子と、照明光の影となり観測される微小粒子、及びこれらが重ね合わせとなり観測される微小粒子の三つの微小粒子タイプが観測された。照明として利用したレーザー光の強度と黒体輻射による発光強度の比較により、飛散する微小粒子の温度が推定できた。これにより、アノードへ付着する際の微小粒子形状を推定できる。

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