瞬時値解析プログラムの求解過程並列化における計算負荷割り当て方法に関する一検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 8

グループ名: 【B】平成29年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2017/09/05

タイトル(英語): A Study of Load Balancing Algorithms for Parallel Computation of the Solution Process in an EMT Analysis Program

著者名: 米澤 力道(電力中央研究所),野田 琢(電力中央研究所)

著者名(英語): Rikido Yonezawa|Taku Noda

キーワード: 瞬時値解析|並列計算|マルチコアプロセッサ|OpenMP|計算負荷割り当て手法,electromagnetic transient analysis,parallel processing,multi-core processor,OpenMP,task-scheduling algorithm

要約(日本語): 本論文は，求解過程の高速化を目的に，同過程をOpenMPを利用して並列化した結果について述べたものである。分布定数線路で表現される送電線により回路を分割し，分割後の部分回路の数が並列処理可能なコアの数を超えた場合に問題となる，部分回路の求解過程の計算（計算タスク）のタスク割り当て問題に対し，静的割り当て手法と動的割り当て手法の比較を行う。また，静的割当て手法を効率的に実現するために必要となる計算タスクの演算量の概算値を，複数の実用的な瞬時値解析の例題を用いて明らかにする。大規模系統の例題を用いた検証を行い，動的割り当て手法に比べて静的割り当て手法の方が高速化の効果が高いことを示す。

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