熱ストレスを付与した実機CVケーブル絶縁体の様相変化
熱ストレスを付与した実機CVケーブル絶縁体の様相変化
カテゴリ: 部門大会
論文No: 336
グループ名: 【B】平成30年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2018/09/12
タイトル(英語): Study on changes in chemical aspects of thermally-aged XLPE cable insulating materials
著者名: 三坂 英樹(電力中央研究所),高橋 俊裕(電力中央研究所)
著者名(英語): Hideki Misaka|Toshihiro Takahashi
キーワード: CVケーブル|架橋ポリエチレン|酸化防止剤酸化防止剤,XLPE cable,Cross-linked polyethylene,Antioxidant
要約(日本語): 従来のCV ケーブルでは,水トリー劣化が電気絶縁性能へ影響を与える劣化の主要因であった。一方、水トリーの原因となる水分の浸入を抑制した遮水層付CV ケーブルでは、長期健全性を検討する上で水トリー以外の劣化要因を考慮する必要がある。そのうち最も可能性の高い要因として,熱や酸素による酸化劣化が想定される。CV ケーブル絶縁体としての架橋ポリエチレンの酸化劣化は,電気絶縁特性などを低下させると考えられ,シート試料における報告例がある)。しかし、実機CV ケーブルで実際の運用状態を考慮した検討はなされておらず、熱や酸素に起因する劣化を各種様相(酸化防止剤分布、結晶化度、高次構造など)の変化で評価した例は極めて少ない。そこで,実機CV ケーブル絶縁体において実際の運用状態での劣化挙動を把握するため,導体通電加熱による規定の熱ストレス付与前後での,熱や酸素に起因する各種様相の変化を明らかとする。
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