部分放電測定による真空インタラプタ内部圧力の推定
部分放電測定による真空インタラプタ内部圧力の推定
カテゴリ: 部門大会
論文No: 359
グループ名: 【B】平成30年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2018/09/12
タイトル(英語): Estimation of Internal Pressure in Vacuum Interrupter by Measurement of Partial Discharge
著者名: 中野 裕介(九州工業大学),小迫 雅裕(九州工業大学),匹田 政幸(九州工業大学),田中 荘(日立産機システム),小林 将人(日立産機システム)
著者名(英語): Nakano Yusuke|Kozako Masahiro|Hikita Masayuki|Tanaka Tsuyoshi|Kobayashi Masato
キーワード: 真空遮断器|真空インタラプタ|真空度|部分放電|パッシェンミニマム,vacuum circuit breaker,vacuum interrupter,vacuum pressure,partial discharge,Paschen minimum
要約(日本語): 真空遮断器の消弧部である真空インタラプタ(VI)における経年劣化に,真空漏れによる真空度低下がある.VI内の真空度の低下は, パッシェン則にしたがって放電電圧の低下を招き,放電による機器の故障に至る可能性がある.本検討では,パッシェンミニマム近傍となる中真空領域(0.1 Pa~100 Pa)における部分放電(PD)の発生頻度および位相に着目し,VI内の真空度を推定できる手法について検討した.その結果,VI内の圧力0.1 Paの領域に比べ,圧力100 Pa近傍ではPD発生頻度が高いことがわかった.これは,PD機構がストリーマ型放電に転移し,空間での電子衝突による電子増倍が支配的となったためと考えられる.
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