カラス飛び立ちに伴う地線の振動に関する有限要素解析
カラス飛び立ちに伴う地線の振動に関する有限要素解析
カテゴリ: 部門大会
論文No: 365
グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2019/08/23
タイトル(英語): Finite Element Analysis of Vibration of Ground Wire Caused by Taking-off of Crows
著者名: 垂石 早紀(電力中央研究所),白井 正樹(電力中央研究所),清水 幹夫(電力中央研究所),早田 直広(電力中央研究所),榛葉 祐二(中部電力),児玉 広季(中部電力)
著者名(英語): Saki Taruishi|Masaki Shirai|Mikio Shimizu|Naohiro Souda|Yuuji Shinba|Hiroki Kodama
キーワード: 地線|カラス|振動|有限要素解析,Ground Wire,Crow,Vibration,Finite Element Analysis
要約(日本語): カラスは架空線を集合場所に利用してからまとまって帰巣することがあり,このとき架空線が振動するようすが観察されている。また,過去の観察例から,その荷重が一時的に架空線の設計基準を上回る場合があると推測される。カラスによる架空線の強度面の影響が懸念されるが,これを評価した例はない。本稿では,実際に地線1径間に約310羽のカラスが飛来した例を対象に,カラス飛び立ち時の地線の振動の数値解析的な再現とその影響評価を試みた。観察結果の併用によりこの現象を再現ができ,カラスが地線の振動の原因となることと,地線の張力はカラスの飛来時,変位は飛来時・飛び立ち時ともに増加し,この傾向は飛来数が多いほど顕著に見られることがわかった。
PDFファイルサイズ: 359 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
