送電用鉄塔の腐食等に対する健全性評価技術に関する研究(その4)<br>-腐食した鉄塔部材の耐荷性能評価-
送電用鉄塔の腐食等に対する健全性評価技術に関する研究(その4)<br>-腐食した鉄塔部材の耐荷性能評価-
カテゴリ: 部門大会
論文No: 374
グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2019/08/23
タイトル(英語): Study on Soundness Assessment Techniques for Aged Transmission Tower (Part IV)
- Evaluation on Load Resistance Capacity of Corroded Tower Member -
著者名: 佐藤 雄亮(電力中央研究所),石川 智巳(電力中央研究所),朱牟田 善治(電力中央研究所)
著者名(英語): Yusuke Sato|Tomomi Ishikawa|Yoshiharu Shumuta
キーワード: 送電用鉄塔|腐食|耐荷力|有限要素解析,Transmission Tower,Corrosion,Load Resistance Capacity,Finite Element Analysis
要約(日本語): 我が国の経済成長期に大量に建設された送電用鉄塔が,2020年代には約半数が経年50年を迎えることとなり,経年による腐食劣化への対策が一層重要となってきている。このような状況の中,電力会社では,設備実態や立地環境に応じた維持管理フローを定め,効率的な管理を進めている。一方,設備更新時期の集中が懸念されており,保全実務を支援し,一層の省力化を実現できる保守点検技術が望まれている。このような中で,当所では,腐食が生じた送電用鉄塔の健全性を評価するための技術開発を進めてきている。本報告では,腐食した鉄塔部材が有する耐荷性能評価技術を構築することを目的として,腐食状態が鉄塔鋼管部材の耐荷性能に及ぼす影響を実験と解析を実施した。実験では,5つの腐食の特徴に着目して実験結果を分析し,各項目の耐荷力への影響の仕方を把握した。また,有限要素解析による再現解析では,最大耐荷力を評価する場合,初期不整を考慮することで概ね実験結果を再現できることを確認した。
PDFファイルサイズ: 401 Kバイト
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