配電線インピーダンスの不平衡を考慮した相別P-Vカーブ

カテゴリ: 部門大会

論文No: 147

グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2019/08/23

タイトル(英語): P-V curve of each phase in consideration of unbalance of distribution line impedance

著者名: 藤井 嵩大(東北大学),飯岡 大輔(東北大学),田中 俊生(九州電力),中山 陽介(九州電力),村川 健一(九州電力),張本 毅(九州電力),嶋田 昭彦(九州電力),久保田 浩之(九州電力),太田 淳一(九州電力)

著者名(英語): Takahiro Fujii|Daisuke Iioka|Toshio Tanaka|Yousuke Nakayama|Kenichi Murakawa|Tsuyoshi Harimoto|Akihiko Shimada|Hiroyuki Kubota|Junichi Oota

キーワード: 配電系統|太陽光発電|逆潮流|不平衡電圧,distribution system,photovoltaic system,revers power flow,unbalanced voltage

要約(日本語): 　配電系統に太陽光発電の連系が増加することで、逆潮流時に電圧不平衡が拡大することを確認した。筆者らはこの現象について、三相の電流がほとんど平衡であるにもかかわらず電圧不平衡が拡大することから、配電線の相配線に起因する相互インピーダンスの不平衡に着目した。実系統の相配線を模擬し、不平衡潮流計算を行うことで実測電圧を再現できることを確認した。
　本稿では、逆潮流時に相互インピーダンスの不平衡が電圧不平衡の拡大にどのように影響を及ぼすかを検討するために、三相の相電圧と相電力の関係を表す相別P-Vカーブを理論的に導出した。これにより逆潮流の増加よる電圧変動が各相で異なり、電圧不平衡が拡大することを明らかにした。

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