多重紙バリアを貫通する気中放電の進展現象と放電遅れ時間の観測

カテゴリ: 部門大会

論文No: 302

グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2019/08/23

タイトル(英語): Observation of Propagating Phenomena and Discharge Time Lag of Air Discharge through Multiple Paper Barriers

著者名: 荒岡 信隆(福岡大学),高村 紀充(福岡大学),佐々木 佑樹(福岡大学),水崎 雅之(福岡大学),松田 樹也(熊本大学),浪平 隆男(熊本大学),花井 正広(福岡大学)

著者名(英語): Nobutaka Araoka|Norimitsu Takamura|Yuki Sasaki|Masayuki Mizusaki|Mikiya Matsuda|Takao Namihira|Masahiro Hanai

キーワード: 多重バリア|紙|高速度カメラ|放電遅れ時間|気中放電,Multiple barriers,Paper,High speed camera,Discharge time lag,Air discharge

要約(日本語): 風力発電機ブレードを貫通する雷のように気中放電が絶縁物を貫通する現象のメカニズムおよび主要因を解明するために、進展中の気中放電の等価半径を明らかにすることが必要である。我々は気中放電が容易に貫通すると想定されるろ紙をバリアとして用いて、棒対平板電極間に配置した複数毎のバリアに負極性雷インパルス電圧による気中放電で生じた放電孔の面積から等価半径を測定する実験を行い、印加電圧が高くなると放電孔が大きくなる傾向があることを明らかにした。本論文では、複数毎配置したろ紙バリアを貫通する気中放電の高速度カメラによる観測結果とその放電遅れ時間について報告する。

PDFファイルサイズ: 480 Kバイト