モールド変圧器のインピーダンス周波数特性が部分放電による誘起電磁波信号の周波数成分に及ぼす影響

カテゴリ: 部門大会

論文No: 311

グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2019/08/23

タイトル(英語): Influence of Impedance Frequency Characteristics of Molded Transformer on Frequency Component of Electromagnetic Wave Induced by Partial Discharge

著者名: 藤村 公大(九州工業大学),小迫 雅裕(九州工業大学),匹田 政幸(九州工業大学),梅村 時博(三重大学),飯田 和生(三重大学),中村 勇介(東芝インフラシステムズ),中前 哲夫(東芝産業機器システム),前田 照彦(東芝産業機器システム),東山 雅一(東芝産業機器システム)

著者名(英語): Tadahiro Fujimura|Masahiro Kozako|Masayuki Hikita|Tokihiro Umemura|Kazuo Iida|Yusuke Nakamura|Tetsuo Nakamae|Teruhiko Maeda|Masakazu Higashiyama

キーワード: 絶縁診断|部分放電|電磁波|モールド変圧器|インピーダンス周波数特性,insulation diagnosis,partial discharge,electromagnetic wave,molded transformer,impedance frequency characteristics

要約(日本語): 本研究では部分放電（PD）測定を用いたモールド変圧器の絶縁診断技術の確立を目指している。現状，機器内の各種欠陥におけるPD放射電磁波信号の周波数成分の根拠は未解明である。そこで，本稿ではモールド変圧器内結線のインピーダンスの周波数特性がPD信号に及ぼす影響について検討した。その結果，変圧器内部で発生したPD電流およびPD放射電磁波信号が，数十MHz帯に大きな成分を持つことを明らかにした。また，この特性周波数が，モールド変圧器を４端子回路とした場合の散乱パラメータの周波数依存性におけるピーク信号を与える周波数と一致することを示した。

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