同期発電機の並列台数削減による電力系統の電圧安定性の低下に関する一考察

カテゴリ: 部門大会

論文No: P31

グループ名: 【B】令和元年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2019/08/23

タイトル(英語): Study on Deterioration of Voltage Stability Caused by Reduction of Synchronous Generators in Power Systems

著者名: 平川 遼太郎(東京工業大学),河辺 賢一(東京工業大学),七原 俊也(東京工業大学)

著者名(英語): Hirakawa Ryotaro|Kawabe Kenichi|Nanahara Toshiya

キーワード: 同期発電機|電圧安定性|PVカーブ|一機一負荷無限大母線系統|無効電力,Synchronous generator,Voltage stability,PV curves,One-machine-one-load-to-infinite-bus model,Reactive power

要約(日本語): 今後，再生可能エネルギーの主力電源化が進めば，同期発電機の並列台数は減少することが予想される。しかしこれにより，同期発電機から供給できる無効電力が減少するため，電圧安定性に悪影響を及ぼす恐れがある。本研究では，再生可能エネルギー電源を連系した一機一負荷無限大母線系統モデルを用いて，同期発電機の並列台数の削減が電圧安定性に及ぼす影響について，PVカーブを用いて解析を行った。解析の結果，同期発電機の並列台数の削減によって，負荷に対して安定に送電できる最大電力の低下が確認された。また，削減した同期発電機を同期調相機として有効活用することでその低下を改善できる可能性を示した。

PDFファイルサイズ: 714 Kバイト