大気圧 He/O2 プラズマ照射によるがん細胞の不活化効果

カテゴリ: 部門大会

論文No: 1-B-p2-5

グループ名: 【A】令和3年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2021/09/01

著者名: 西田 和貴（九州大学）, 林 信哉（九州大学）

キーワード: 大気圧プラズマ|DBDプラズマトーチ|がん細胞|He/O2プラズマ|HSC3|活性酸素

要約(日本語): 口腔がん細胞HSC3に対して、誘電体バリア放電を用いて生成した大気圧He/O2混合プラズマを直接照射し、がん細胞の不活化効果とそのメカニズムを調べた。プラズマ照射前に液体培地を除去することで、プラズマと培地との反応を除外した。プラズマ生成ガスには、希ガスであり低電力で安定したグロー放電を生成可能なHeと酸素の混合ガスを用いた。プラズマ照射後24時間培養した際の生残細胞数は、未照射と比較して最大67%減少した。また、生成される活性種の同定を発光分光計測により行った結果、He*と酸素活性種が細胞に作用していると推察される。

PDFファイルサイズ: 453 Kバイト