部分放電の波形特徴量に基づく電気トリー中の電子なだれ抑制の評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 1-D-p2-7

グループ名: 【A】令和3年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2021/09/01

著者名: 武田 修幸（豊橋技術科学大学）, 川島 朋裕（豊橋技術科学大学）, 村上 義信（豊橋技術科学大学）, 穂積 直裕（豊橋技術科学大学）

キーワード: 部分放電|電気トリー|波形特徴量|電子なだれ|コンポジット

要約(日本語): ポリマーナノコンポジットが注目されており,ナノフィラーによって耐トリーイング性などの各種絶縁特性の向上が報告されている。電気トリーは部分放電(PD)を伴った現象であり,ナノフィラーの高い電子親和性によって電子なだれが抑制され,耐トリーイング性が向上すると考えられている。電荷量や発生位相などの分布パターンの変化に基づいて議論されているが,PD原波形は放電空間の状態を反映しているため,波形特徴量の解析によって,フィラーによる電子なだれの抑制をより明確に示すことが可能と考えた。本報告では,電気トリー中のPD波形を広帯域計測し,波形の特徴量変化を解析して,フィラーによる電子なだれの抑制効果を示した。

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