光プローブ式電流センサの感度向上に向けた磁気ヨークセンサヘッドの検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 2-C-p2-5

グループ名: 【A】令和3年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2021/09/01

著者名: 寺岡 佑恭（信州大学）, 村上 拓也（信州大学）, 曽根原 誠（信州大学）, 佐藤 敏郎（信州大学）, 須江 聡（信州大学、シチズンファインデバイス）, 久保 利哉（シチズンファインデバイス）, 宮本 光教（シチズンファインデバイス）

キーワード: 電流センサ|磁界センサ|光プローブ式電流センサ|磁気ヨーク

要約(日本語): 現在主流となっている電流センサにはロゴスキーコイル式電流センサやホール素子式電流センサが挙げられるが,伝送経路において検出する電気信号によって電磁ノイズの影響を受けるといった欠点がある.筆者らは光を検出信号に用いることで電磁ノイズの影響を受けない電流センサとしてグラニュラー磁性薄膜のFaraday効果を利用した光プローブ式電流センサの開発を進めている.現在小電流計測におけるS/N比が低いことが問題となっているため,電流センサの高感度化に向けてセンサヘッド部に磁性微粒子複合材料を用いた磁気ヨークを付与する検討が行われてきた.本稿では,電流センサの更なる高感度化を目的に,磁気ヨークに使用される磁性微粒子複合材料の再検討を行い,扁平形状の磁性微粒子を使用した場合の効果について検討したので報告する.

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