宇宙線による絶縁材料帯電量評価のための陽子線エネルギー付与解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: 2-D-a1-5

グループ名: 【A】令和3年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2021/09/01

著者名: 石川 裕卓（三菱電機）, 宮路 仁崇（三菱電機）, 塩田 裕基（三菱電機）, 田尻 邦彦（三菱電機）

キーワード: 放射線|宇宙線|陽子線|パワーエレクトロニクス|絶縁材料|PHITS

要約(日本語): 近年、パワーエレクトロニクス機器等の適用範囲は地上に比べ大量の宇宙線が降り注ぐ高地や衛星軌道といった厳しい環境への適用が進んでいる。宇宙線が絶縁材料に入射すると、材料原子・分子にエネルギーが与えられ電離が生じ、帯電が生じる。パワエレ機器等の絶縁材に帯電が生じた場合、その量によっては絶縁性能の低下が引き起され、機器の信頼性が損なわれる可能性がある。宇宙線帯電による絶縁材料の性能低下を評価するため、宇宙線による帯電量を明らかにする必要がある。宇宙線による帯電量は宇宙線の電離作用に起因すると考えられるため、宇宙線、特にその中でも電離作用の大きな陽子線が絶縁材料に与えるエネルギーをシミュレーションにより評価した。本稿ではその結果を報告する。

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