矩形波電圧下における環動高分子材料の空間電荷特性III

カテゴリ: 部門大会

論文No: 2-D-p2-6

グループ名: 【A】令和3年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2021/09/01

著者名: 増井 旺雅（豊橋技術科学大学）, 川島 朋裕（豊橋技術科学大学）, 穂積 直裕（豊橋技術科学大学）, 村上 義信（豊橋技術科学大学）

キーワード: パルス静電応力(PEA)法|環動高分子材料|矩形波|空間電荷

要約(日本語): 厚さ100 μmの環動高分子材料に矩形波10 Hz、+2/0 kVを印加した際の、電圧休止中(0 kV)における測定タイミングが空間電荷分布に与える影響を調査した。空間電荷分布の計測にはパルス静電応力法を用い、1 sおきに電圧休止中の空間電荷分布を600 s間測定した。また平滑化は64回行った。電圧印加休止中のPEA信号は+2 kV印加中のそれに比べ約半分程度の信号強度となった。また、電圧休止40 ms後のPEA信号の大きさは電圧休止10 msのそれに比べて低下した。本実験条件下においては電圧休止中にも大きな空間電荷が形成され、電圧休止中に自己電界により正負電荷が中和したためと考えられる。

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