CVケーブル用プレハブ式終端接続箱における析出物発生過程の推定と数値計算手法の構築

カテゴリ: 部門大会

論文No: 13-C-p3-5

グループ名: 【A】令和4年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2022/08/30

著者名: 真下 貴文(電力中央研究所), 髙橋 俊裕(電力中央研究所)

キーワード: CVケーブル|プレハブ式終端接続箱|ストレスコーン|析出物|誘電泳動現象

要約(日本語): CVケーブル終端接続箱として,ストレスコーンを用いるプレハブ式が広汎に適用されている。この長期運用によってストレスコーン表面の高電界部に析出物が形成され,これを起点に部分放電が発生し,絶縁性能低下に至る可能性がある。高経年プレハブ式終端接続箱の安定運用の観点から,析出物の形成過程および絶縁性能への影響の把握が求められている。本論文ではストレスコーンの析出物形成現象の解明に向け,誘電泳動現象に基づいた,経年に対する析出物発生状況を推定する手法および析出物間の相互作用を考慮した詳細な挙動を解析する手法を構築した。解析の結果,撤去品と同様の析出物発生状況を再現でき,析出物の形成過程が誘電泳動現象で説明できることを明らかにした。

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