水中へ放出した大気圧アークプラズマの速度変化

カテゴリ: 部門大会

論文No: 13-D-p2-4

グループ名: 【A】令和4年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2022/08/30

著者名: 赤塚 洋(東京工業大学), 川村 隼(東京工業大学), 根津 篤(東京工業大学)

キーワード: 水中アーク|熱流動|速度変化|衝撃波|遷音速流体

要約(日本語): 福島第1原発廃止措置を目指し、非移行大気圧アルゴンアークジェットを陽極ノズルから水中に放出し熱流動特性を実験検討している。下流に進むと温度が低下するがノズル下流10-13mm付近で温度降下が急激となった。アーク直径がほぼ一定故、質量流束保存から速度変化も追跡できる。プラズマは亜音速で単調減速するが、温度不連続の領域では急激に速度も低下した。速度の急減領域で、プラズマジェットは水中の音速程度であった。エネルギー散逸が水中音速に達した付近で生じ、速度が急激に低下すると考えられる。すなわち、プラズマとしては亜音速でも、周囲の水の音速を境に流動特性が変化する可能性が見出された。

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