異なる生成時間の窒素ファインバブル付加パームヤシ脂肪酸エステルの近似Rogowski電極下の負極性雷インパルス絶縁破壊電圧

カテゴリ: 部門大会

論文No: 13-P-C-1

グループ名: 【A】令和4年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2022/08/30

著者名: 藤村 仁大(福岡大学), 高村 紀充(福岡大学), 荒岡 信隆(福岡大学), 花井 正広(福岡大学)

キーワード: パームヤシ脂肪酸エステル|ファインバブル|生成時間|負極性雷インパルス絶縁破壊電圧|近似Rogowski電極

要約(日本語): 直径100 μm未満の微細の気泡であるファインバブル(FBs)は、液体への高い溶解性や長期残存性などの性質を有することが知られている。著者らは過去の研究で、球対球電極構成での絶縁破壊試験により生分解性電気絶縁油の一種であるパームヤシ脂肪酸エステル(PFAE)に付加した窒素FBsが絶縁破壊電圧低下の要因にならないことを明らかにした。しかし、球電極では電極間の電圧が印加される体積は小さい。本論文では、絶縁破壊電圧がPFAE中の窒素FBsによる影響をより受けやすくするため、電極間の体積が大きい近似Rogowski電極を用いてPFAEに対する窒素FBsの生成時間の違いが負極性雷インパルス絶縁破壊電圧に及ぼす影響を調査したので報告する。

PDFファイルサイズ: 404 Kバイト