【招待講演】直流ケーブルシステムにおける量子化学計算の適用

カテゴリ: 部門大会

論文No: 14-A-a1-5

グループ名: 【A】令和4年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2022/08/30

著者名: 八木 正史(古河電気工業), 富井 櫻子(古河電気工業), 茂森 直登(古河電気工業)

キーワード: 直流ケーブル|終端接続部|中間接続部|量子化学計算|空間電荷

要約(日本語): 20世紀は電圧変換が容易な交流送電が世界標準であったが、2000年頃から100㎞を超える長距離送電が可能な直流送電の需要が増えている。 しかしながら、直流電圧下で使用される絶縁材料には、交流電圧下とは異なる特性が要求され、そのまま使用できない。その理由として、直流電圧下では、絶縁体中に多くの電荷が蓄積し、局所的な電界強調が起こるためである。そこで、直流ケーブルシステムで使用される絶縁材料には空間電荷蓄積を抑制する処方が必要となる。 本報告では、量子化学計算を活用し、絶縁材料の分析・解析を実施しており、理論的な根拠の解明に向けて活動しており、その状況を直流ケーブルシステム開発とともに紹介する。

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