LLG方程式による直流ヒステリシス特性の計算精度に関する諸検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 14-C-p2-1

グループ名: 【A】令和4年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2022/08/30

著者名: 渡部 樹(東北大学), 羽根 吉紀(東北大学), 中村 健二(東北大学)

キーワード: プレイモデル|Cauer回路|磁気回路モデル|Landau-Lifshitz-Gilbert(LLG)方程式

要約(日本語): 電気機器のさらなる損失低減のためには,磁気ヒステリシスを含む鉄損を定量的に算定可能な手法の確立が必要不可欠である。先に筆者らは,プレイモデルの導出に必要な,最大磁束密度が異なる多数の直流ヒステリシスループ群を,簡略化の仮定を取り入れたLandau-Lifshitz-Gilbert(LLG)方程式を用いて必要最小限の実測データから計算可能であることを見出した。一方で,本手法は必ずしもすべての場合において高精度な直流ヒステリシスループの計算が行えないといった課題も指摘されており,さらなる計算精度向上の余地が残されている。そこで本稿では,種々の条件下でのLLG方程式の計算精度について,詳細に分析を行ったので報告する。

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