陽子線照射中の空間電荷蓄積モデルの評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 7-P1-A-2

グループ名: 【A】令和5年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2023/08/24

著者名: 森田 尚斗(東京都市大学)，榎 海星(東京都市大学)，三宅 弘晃(東京都市大学)，田中 康寛(東京都市大学)，羽倉 尚人(東京都市大学)

キーワード: 陽子線|空間電荷|PEA法|誘電・絶縁材料

要約(日本語): 宇宙機は荷電粒子が多量に存在する環境下で運用され、荷電粒子による宇宙機表面絶縁材料の帯電・放電現象が、運用異常の主要因とされている。そこで、陽子線によるフッ素系絶縁材料の内部帯電挙動に着目し、パルス静電応力法を用いて内部帯電計測を行ってきた。その結果、陽子線照射中にも関わらず正電荷蓄積量の減少が観測された。この原因として、陽子線照射により材料内部の導電率が上昇した事で、蓄積正電荷の電極への流出量が増加し、照射による正電荷蓄積量を上回った事が考えられた。そこで本研究では、陽子線照射中の電荷蓄積挙動を照射線量率と導電率上昇の関係に着目しモデル化を行い、電荷蓄積挙動の検討を行った為、報告する。

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