パルス放電を用いた複合材料からの金属剥離に及ぼす蒸着膜厚の影響

カテゴリ: 部門大会

論文No: 7-P1-C-1

グループ名: 【A】令和5年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2023/08/24

著者名: 大石 将太(熊本大学)，佐久川 貴志(熊本大学)，土居 拓永(香川高等専門学校)，山下 智彦(香川高等専門学校)

キーワード: パルスパワー|金属?離|FE-SEM|EPMA

要約(日本語): 金属蒸着プラスチックはフラットパネルディスプレイ等の製品に利用されているが,採算性が低いためリサイクルが進んでいない.我々は高速パルス放電を用いたプラスチック蒸着金属の剥離処理の効率化を目指して,剥離メカニズムの解明と影響因子について研究を行っている.本研究では金属膜厚が除去に与える影響を調査した.異なる膜厚の金蒸着フィルムに高速パルス放電を印加し,FE-SEMやEPMAによって処理後の表面の観察・分析を行った結果,膜厚が厚いほど放電領域が小さくなり,それに伴い除去される金属量も少なくなることが明らかとなった.以上より,本方式を用いた金属?離処理に与える蒸着膜厚の影響について明らかとなった.

PDFファイルサイズ: 623 Kバイト