3次元再構築技術と有限要素法に基づく実形状の酸化チタンナノ粒子凝集体の電界計算

カテゴリ: 部門大会

論文No: 8-B-a1-3

グループ名: 【A】令和5年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2023/08/24

著者名: 田河 和真(名古屋大学)，栗本 宗明(名古屋大学)，澤田 亨(三菱電機)，梅本 貴弘 (三菱電機)，武藤 浩隆 (三菱電機)

キーワード: ナノコンポジット|凝集体|3次元モデル|FIB-SEM|有限要素法|電界強度

要約(日本語): 酸化チタン/エポキシ樹脂ナノコンポジットの絶縁破壊強度は、ナノ粒子の凝集体サイズに依存する。ナノコンポジットの絶縁破壊メカニズムは球状粒子を仮定して考察されることが多いが、実際にはナノ粒子は凝集体を形成し、その凝集構造は非対称で複雑である。ナノコンポジットの絶縁破壊メカニズムを検討する上で、実際の凝集体周囲の電界強度分布の定量化が必要である。本検討では、ナノコンポジットの断層画像から再構築した凝集体の3次元モデルを用いて、実際の凝集体の電界強度分布を有限要素法で定量化する方法を構築し、その凝集体と同体積の球体の電界強度分布と比較した。

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