CuCrMo合金の交流アークによる溶損の実験的評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 9-C-a2-2

グループ名: 【A】令和5年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2023/08/24

著者名: 蔭田 壮志(明電舎)，諏訪 晃弘(明電舎)，石川 啓太(明電舎)，目黒 早恵(明電舎)

キーワード: 大電流交流アーク|電極溶損真空インタラプタ

要約(日本語): 真空インタラプタの電極材に用いられている銅-クロム-モリブデン合金は真空環境下でのアーク遮断時に緻密な高融点金属層を作ることで溶融を抑制することが確認されている。本材料を送配電線の周辺機器などのフラッシュオーバーが生じた際のアークの電極点となりうる箇所に応用することで溶損の抑制が期待できる。しかし本材料の大気中のアークに対しての耐溶損性についての知見はない。そこで本報では、銅-クロム-モリブデン合金と銅、アルミニウム合金を対象に、大気中の交流アークにおける各電極の耐溶損性を定量的に比較評価した結果、本材料が耐溶損性に優れていることを確認した。

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