密閉小型消弧室における側壁形状による高温気体反射時の流速分布

カテゴリ: 部門大会

論文No: 9-C-a2-4

グループ名: 【A】令和5年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2023/08/24

著者名: 河野 聖(東京都市大学)，髙木 真宏(東京都市大学)，鈴木 祐揮(東京都市大学)，天雨 徹(東京都市大学)

キーワード: アーク|プラズマ|直流遮断器|高温気体|3次元電磁熱流体シミュレーション

要約(日本語): 直流遮断器では,磁界によってアークを引き延ばすことでアークを伸長させ,遮断に至らせている。しかし,四方を壁で囲われた密閉小型領域では,高温気体が側壁で反射して電極間に戻ってくることで再点弧現象が起こる可能性がある。この時,高温気体の流速は,最も再点弧しやすい箇所に集中しないようにし,消弧室内全体に拡散していくことが必要である。高温気体が側壁へ衝突するか否かによって反射後の挙動が変化することが見込まれるが,側壁形状が変化した際の流速の様子は未解明である。本研究では,3次元電磁熱流体シミュレーションを用いて,密閉小型消弧室における側壁形状変化時のアークの流速分布を解析した。

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