ひねり加工を施したFeCoV磁性線の磁気特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 2-D-a1-2

グループ名: 【A】令和６年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2024/08/26

著者名: 重田 隆明(信州大学), 鈴木 涼平(信州大学), 亀嶋 友也(信州大学), 田代 晋久(信州大学), 脇若 弘之(信州大学), 直江 正幸(電磁材料研究所)

キーワード: 磁歪|FeCoV合金|磁気双安定素子|ひねり

要約(日本語): 我々は大径を有するFeCoVを用いた磁気双安定素子の検討を行なっている。本報告では, FeCoV磁性線にひねり加工を施す事により製作された, 磁気双安定素子の磁気特性(最大ひずみ率と最大透磁率)を測定した。直径1~6 mmのFeCoVを用いて実験を行なった。実験の結果, 磁気双安定素子の直径増加に伴い最大透磁率が低下する事が分かった。直径増加に伴い、反磁界の影響が大きくなった為だと考える。直径6 mm以上では更なる透磁率の低下が予想され、磁気双安定素子として用いるのは容易ではないと考える。最大ひずみ率はFeCoV磁性線へのひねり加工によって、ひねり加工前より減少する事が分かった。

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