真空アークカソードスポットの紫外域発光分光

カテゴリ: 部門大会

論文No: 2-P1-3

グループ名: 【A】令和６年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2024/08/26

著者名: 國森 敬斗(電気学会), 稲田 優貴(電気学会), 前山 光明(電気学会), 大坊 昂(電気学会), 浅利 直紀(電気学会), 佐々木 遥(電気学会), 丹羽 芳充(電気学会)

キーワード: カソードスポット|発光分光真空アーク

要約(日本語): 電力系統の保護には遮断器が不可欠である.高電圧系統では温暖化ガスであるSF?ガスを使った遮断器が多用されているが,環境負荷低減の観点から,中電圧系統で用いられる真空遮断器が代替機器として注目されている.しかし,真空遮断器の放電現象,特に,真空アークカソードスポットの性状は未解明な部分が多い._x000D_ 本研究では,CuCr電極を用いて,実際に真空遮断器を模した装置にて遮断試験を行った.カソードスポットを紫外域で分光し,イオンの発光スペクトルを得た.発光スペクトルから算出した励起温度,電子密度を,先行研究で得た銅中性粒子の場合と比較した結果,銅イオンの場合の方が高く,イオンがカソードスポット中心の性状を反映していることが示された.

PDFファイルサイズ: 396 Kバイト