【招待講演】焼結フェライト磁石の困難軸方向保磁力HcJと微分保磁力HcJDの考察

カテゴリ: 部門大会

論文No: 3-D-a1-6

グループ名: 【A】令和６年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2024/08/26

著者名: 山本 日登志(ネオジコンサル)

キーワード: 焼結フェライト磁石|保磁力|困難軸|微分保磁力

要約(日本語): ネオジム磁石の保磁力の角度依存性の論文は数多く報告されている。_x000D_ ただ実用的な観点からか磁化容易軸からの磁界方向θが低角度側のデータが多い。_x000D_ そこで著者は保磁力の困難軸を含む高角度側に注目、対象磁石も従来データが少ないフェライト焼結磁石を測定した。その際従来保磁力HCJ ではなく新たに“微分保磁力HCJD”を定義して計算する事にした。_x000D_ すると高角度θ側で従来の保磁力HCJと新たに提案した微分保磁力の値が大きくかけ離れている結果となった。そこでこの2つの数値を乖離の理由を考察して高角度側の測定においてはこの微分保磁力で評価する事がより望ましいとの結論に至った。本報告はその内容である。

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