アレイ型同軸プローブによるインパルス沿面放電の進展観測に関する基礎検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 4-B-a1-4

グループ名: 【A】令和６年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2024/08/26

著者名: 川島 朋裕(豊橋技術科学大学), 針谷 達(岐阜大学), 村上 義信(豊橋技術科学大学), 穂積 直裕(豊橋技術科学大学), 尾花 哲浩(核融合科学研究所)

キーワード: 沿面放電|アレイ型同軸プローブ|ストリーマ進展観測

要約(日本語): 核融合炉内超電導コイルを安全に遮断するために,接続部の絶縁性能は重要である。パッシェン試験による評価は,製造時の初期欠陥の発見に貢献できる。一方で,放電電圧の大小で良し悪しを判断するため,放電特性を決定する絶縁体の影響は十分に抽出されない。核融合炉用の接続部は,一般的な電力機器に比べて特殊な環境かつ材料構成である。接続部中の欠陥に対して,どの様な放電特性を示し,絶縁破壊に至るかと言う,絶縁性能を評価する上の基礎データの蓄積が不十分である。本報告では,真空下における放電発生から絶縁破壊に至る一連の過程を調査すること目的として,アレイ型同軸プローブによるインパルス沿面放電の進展観測システムを試作し,その蓋然性を示した。

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