1つのスイッチでゼロエネルギーを正と負のエネルギーに分離する電気回路の過渡解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: 4-F-a2-5

グループ名: 【A】令和６年電気学会基礎・材料・共通部門大会

発行日: 2024/08/26

著者名: 吉田 義昭(広島工業大学), 鈴木 志雄(SEMITEC)

キーワード: 正と負のエネルギーの分離|相互誘導回路|超効率|差動結合

要約(日本語): ワームホールやワープドライブなど新しい宇宙推進技術を発展させるためには,負のエネルギーを生成することが重要な鍵を握る。しかし,その技術は十分に明らかではない。我々は,これまで,2つのスイッチを用いた相互誘導回路を提案し,ゼロエネルギーを正と負のエネルギーに過渡的に分離する研究を行ってきた。本論文では,スイッチを1つにした相互誘導回路でもエネルギーを分離する効果が生じることを理論的に明らかにする。注目すべき点として,提案回路は,最初にコイルが蓄えたエネルギーよりも数倍大きなエネルギーを分離・生成する。しかし,正と負のエネルギーが等量発生するため,エネルギー保存則は成立する。回路による理論値は,LT-spiceによるシミュレーション値とよく一致した。

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