PMSG風力発電機と蓄電池の協調仮想慣性・無効電力制御による電力系統の過渡安定度改善

カテゴリ: 部門大会

論文No: 29

グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2020/08/28

タイトル(英語): Transient Stability Improvement of Power System by Cooperative Virtual Inertia Control and Reactive Power Control of PMSG Wind Generator and Battery

著者名: 佐藤孝政（北見工業大学），ファラマルズ アシャリフ（北見工業大学），梅村敦史（北見工業大学），高橋理音（北見工業大学），田村淳二（北見工業大学）

著者名(英語): Takamasa Sato (Kitami Institute of Technology), Faramarz Asharif (Kitami Institute of Technology), Atsushi Umemura (Kitami Institute of Technology), Rion Takahashi (Kitami Institute of Technology), Junji Tamura (Kitami Institute of Technology)

キーワード: 永久磁石型同期発電機|仮想同期発電機|PIDファジィ制御|風力発電|過渡安定性|Permanent Magnet Synchronous Generator (PMSG)|Virtual Synchronous Generator (VSG)|Fuzzy Logic Control (FLC)|Wind Power Generation|Transient Stability

要約(日本語): 再生可能エネルギー発電システムは，インバータを介して系統と連系されているものが多く一般的に慣性力や同期化力を持たないため，連系量を増加させるとそれに伴って電力系統の持つ慣性力や同期化力が減少して安定度が低下する問題が生じる。本論文では，系統に連系された永久磁石同期発電機（PMSG）と蓄電池に仮想的に慣性を持たせる仮想慣性制御を実装した協調仮想慣性制御システムを提案する。この仮想慣性制御は，ファジィロジックコントローラ（FLC）に基づく新しい制御システムによって構築される。また，PMSGと蓄電池は同時に無効電力制御も行うため，系統事故時の電力系統の安定性向上に貢献する。PMSGと蓄電池の協調仮想慣性・無効電力制御による過渡状態における電力系統の安定化効果は，PSCAD / EMTDCを用いてシミュレーションにより確認する。

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