発電機起動停止計画問題のための切除平面の改良と分枝限定法の並列化について

カテゴリ: 部門大会

論文No: 137

グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2020/08/28

タイトル(英語): Improving cutting plane and parallelized branch-and-bound algorithm for unit commitment problem in electrical power production

著者名: 藤井浩一（NTTデータ数理システム）

著者名(英語): Koichi Fujii (NTT DATA Mathematical Systems Inc.)

キーワード: 起動停止問題|切除平面|並列化|分枝限定法|unit commitment problem|cutting plane|parallelization|branch-and-bound algorithm

要約(日本語): 電力系統の計画・運用の問題である起動停止問題に対して、混合整数計画として定式化し分枝限定法を適用することが有効であることが知られているが、その高速化には切除平面という人工的な制約式追加が欠かせない。起動停止問題に対しては切除平面の中でもっとも重要なクラスが混合整数丸め不等式である。既存の不等式生成アルゴリズムを改良することにより、起動停止問題の計算が高速化されることを示す。マルチコア環境で分枝限定法を加速させるためには並列計算が重要である。Numerical Optimizer V22 で実装されている二種類の並列計算を紹介し、その効果を起動停止問題に対して論じる。

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