連系線の増強による卸電力市場への影響
連系線の増強による卸電力市場への影響
カテゴリ: 部門大会
論文No: 154
グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2020/08/28
タイトル(英語): Effect of Electricity Market by Increasing tie-line
著者名: 内川紗也加(横浜国立大学),辻隆男(横浜国立大学),大山力(横浜国立大学)
著者名(英語): Sayaka Uchikawa (Yokohama National University), Takao Tsuji (Yokohama National University), Tsutomu Oyama (Yokohama National University)
キーワード: JEPX|エリアプライス|メリットオーダー|連系線|JEPX|area price|merit order|tie-line
要約(日本語): 日本では現物の電力を取引する市場としてJEPX(Japan Electric Power eXchange)が2013年に設立された。JEPXには様々な取引市場があるが,スポット前日市場ではシングルプライスオークション方式が約定方式に採用される。本稿では,市場が活性化し,取引参加者が経済合理性を持った競争を行うとしてスポット市場のシミュレーションモデルを作成した。シミュレーションではメリットオーダーに基づく入札と線形計画法を利用した約定を行う。モデル化の目的は,電力市場で全国的なメリットオーダーが実現されたらどうなるかを調査することである。本稿では,卸電力市場に影響を与える要因である連系線の増強のシミュレーションを行い増強前後の結果を比較した。連系線の増強後は市場分断率が減少して全国の総燃料費も減少し,有効的であると考えられる。
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