需要家間P2P電力取引に関する検討-部分最適化を用いた経済メリットの評価-
需要家間P2P電力取引に関する検討-部分最適化を用いた経済メリットの評価-
カテゴリ: 部門大会
論文No: 161
グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2020/08/28
タイトル(英語): Study on P2P power transactions between prosumers -Evaluation of economic merit by means of the partial optimization approach-
著者名: 小田代朋也(北海道大学),原亮一(北海道大学),北裕幸(北海道大学)
著者名(英語): Tomoya Odashiro (Hokkaido University), Ryoichi Hara (Hokkaido University), Hiroyuki Kita (Hokkaido University)
キーワード: Peer to Peer|太陽光発電|経済メリット|ブロックチェーン|蓄電池|peer to peer|photovoltaic generation|economic merit|blockchain|storage battery
要約(日本語): 固定価格買取制度(FIT)の施行以降,家庭でも太陽光発電(PV)が急速に導入されてきたが,FIT買取期間満了を迎える案件が発生し始めている。FIT期間終了後は,それまでと比較して買取価格が非常に安くなる。そこで近年,ブロックチェーンやスマートコントラクト技術を利用して需要家間(peer to peer,以下P2P)で電力を取引する形態が考えられている。著者らはこれまで,P2P取引の経済的なメリット拡大に蓄電池が大きく貢献しうるものと考え,蓄電池とPVを主有する需要家の集団に対して需要家全体の総コストが最小となるように運用を決定し,P2P電力取引がもたらす潜在的な経済メリットについて評価してきた。しかし現実には他の需要家の経済性を考えて運用を決定するとは考えにくい。そこで本稿では,部分最適化を用いて各需要家が自身のコストを最小化する場合のP2P取引における経済メリットについて評価する。
PDFファイルサイズ: 678 Kバイト
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